ここで注目していただきたいのは、食べ物からの摂取分。
スープなどの水分はもちろんですが、食品そのものにも多くの水分が含まれます。このため、夏バテによる小食や欠食があると、水分の摂取量が低下し、いつもの量の水分を飲んでいるだけでは、脱水の危険が生じてきます。まとまった汗をかいていなくても、入ってくる水分量が少なくなっては、やっぱり脱水は起きてしまうのです。
続く暑さに順応するため、知らぬ間に発汗量も増えています。しっかり食事をとることに加えて、いつも以上に意識して飲料水を摂っていくよう心がけましょう。
水分の摂り方については資料をご参照ください。
(※年齢や体格、運動量、持病の有無等により摂取量には個人差がありますのでご注意ください)
少し注意していただきたいのは、飲み物の種類。
アルコールは逆に水分を消費するものなので、もちろん水分補給にはなりません。
糖分は水分の吸収を促進する働きがありますが、多すぎると逆効果です。さらに、糖分の高い甘いジュースや炭酸飲料はエネルギーが高くなるので摂りすぎには気をつけましょう。
なお、塩分については発汗などで失われてから摂取すれば十分です。
普段の食事をしっかりしていれば、塩分は十分摂取できているので、事前に摂り溜めしておく必要はありません。塩分の摂りすぎで、高血圧にならないように注意してくださいね。