皆様の日々の暮らしに役立ちそうな栄養や食に関する情報とレシピを毎月定期的に配信しています。
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皆さんは、夏バテはなぜ起こるのか、考えたことがありますか?
夏バテを起こす要因は色々とありますが、暑さからくる食事摂取内容の変化は大きな要因のひとつです。
例えば暑いから、と冷たいものをたくさん飲むと、食物を消化するための胃液が薄まって、何かを食べた時に消化不良で胃もたれを起こします。
胃もたれしたら、当然食欲が落ちてきますよね。
だから朝ごはんを抜いてしまったり、昼食はアイスだけにしてしまったりすると、自然と食べる量が減ってきてしまいます。
いつも通りの生活をしているのに、いつもと食べ物が変わって、食べる量も減ってしまったら、身体に必要な分の栄養素が不足して、体調不良となるのは言うまでもありません。
食事内容の量や質の低下は、そもそものエネルギー不足を招くほか、エネルギーを生産するのに不可欠なビタミンやミネラルの摂取量も低下させてしまいます。
エネルギーが不足した身体は疲れやすくだるいと感じ、免疫力が低下、感染症にもかかりやすくなっている状態で、これがまさに夏バテです。
また夏によくみられるのが、さっぱりしているものが食べたいと、素麺や蕎麦のみを食事としている方です。以前にお話ししたように、素麺だけ、蕎麦だけ、ではバランスの良い食事とは言えません。エネルギー源である主食だけではなく、それを代謝して利用するための栄養素を主菜や副菜などからまんべんなく摂取しなければなりません。
まずは食欲を低下させないようにすることが肝心。そして3食バランスよく食べることがやっぱり重要なのです。
そのほかに、摂ってもらいたい、食事で気にしてもらいたいことをまとめてみました→→
食欲を低下させる原因は、飲料の過剰摂取の他にも、熱帯夜による睡眠不足や冷房と外気温の寒暖差など、さまざま。これらは相互に関係しあって、夏バテを引き起こします。
なんだかちょっとだるいかも、と感じたら数日間の食生活を振り返ってみることをおすすめします。いつもより食べていないな、いつもと違うものを食べているな、と思ったら要注意です。夏バテで免疫力が低下し風邪などひかないうちに、食生活を改善していきましょう!
今月ご紹介するお料理レシピは、「サバ缶とキムチの日本蕎麦」です。
ピリ辛キムチとごま油が香るちょっと韓国風な日本蕎麦です。
これ1品で主食、主菜、副菜が食べられます!
火を使わず、包丁も使わず、5分でできる簡単レシピなので、
暑い夏のお昼ごはんにおすすめです。ぜひ、お試しください!