Information

戻る

ヒューマンサービスとは

戻る

20世紀は、保健?医療?福祉の分野が飛躍的な発展を遂げた時代であるが、同時に、専門化、高度化、制度化、並列化が進み、領域間の障壁?矛盾?ギャップ?間隙?が深まり、利用者に不適応が生じ、ニードの解決に支障をきたしている。

この是正?克服に 21世紀のグランド?デザイン?人間観、社会観の確立と、サービス供給主体から利用者中心への仕組みに構造的に改革?による方向づけが求められている。

ヒューマンサービスは、教育、労働分野との連携も視野におさめながら、保健?医療?福祉の分野で、人権-人間の尊厳と全体性?を尊重し、市民社会の連帯を具体的に表現するサービスを基礎に、福祉社会の形成を導くパラダイムへの転換を意図する. . . . . 。

ヒューマンサービスとは、保健?医療?福祉が、人間の直面する多様な問題に全人的に対応し、その成長発達を支援するサービスがそれぞれ固有の機能と役割を果しながら、専門間の調整を図り、包括的共同目標に向けて連携と両立可能性を深め、誰れをも排除することなく利用者主体のサービスに統合し実践性を孕む理念?方法?システムを構築して、市民参加のコミュニティを基盤とする人間と人類の幸福を追求する新しい文化の創造を目指すパラダイムをいう。

写真:阿部志郎 名誉学長

神奈川県立保健福祉大学 阿部志郎 名誉学長
『ヒューマンサービスの定義』より

学長からのメッセージ

本学はヒューマンサービスをミッションに掲げ、保健?医療?福祉の専門職人材を養成しています。上述の阿部志郎名誉学長によるヒューマンサービスの定義は、崇高ながら難解な文章です。そこで、誰にでも理解してもらえるように、以下のようにヒューマンサービスの解釈を行いました。多くの方々にヒューマンサービスの理解を深めていただくことを期待しています。

【ヒューマンサービス】の解釈 2023

「ヒューマンサービス」の基本は「人を大切にすること」です。
保健?医療?福祉の分野において、専門職は、対象となる「その人」から表出されるわずかなサインも見逃さず、各々の専門的視点から「その人」を全体的に理解しようと努めます。
専門職は、職業的アイデンティティに基づきつつ、他の専門職の専門性を理解することで、専門の枠を越えて専門職同士でつながります。
専門職同士が連携をしながら、あくまでも対象となる「その人」目線で、「その人」の強みを生かし、「その人」のために独自のサービスを創出し、「その人」らしく生きられるように調整を図ります。
「ヒューマンサービス」は、皆が多様性を認め合い、誰も排除されることなく、人々がつながりあって居心地の良い社会を作り、人類すべての幸福を追求していくことにより、新しい文化を生み出そうとするパラダイム(考え方)です。

補足

神奈川県立保健福祉大学には、「ヒューマンサービス」のミッションのもと、『少しおせっかいなくらい人に寄り添う』という校風があります。
保健?医療?福祉にかかる専門資格の取得を目指す人材の養成に加え、保健?医療?福祉にイノベーションを起こす人材を養成しています。また、保健?医療?福祉の専門職が継続して学び続けられる環境も提供しています。
多種多様な専門職や専門職を目指す学生が相互に刺激し合い、時代を先取りして、専門職としてのコンピテンシー(専門的必須能力)を高め合っています。

前のページに戻る