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情報発信コーナー(2021年3月)

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☆ 今月の栄養サポート通信 ☆

皆様の日々の暮らしに役立ちそうな栄養や食に関する情報とレシピを毎月定期的に配信しています。

 

今月のテーマはこちらです ↓↓

調味料の塩分と減塩

 世間で最も身近な生活習慣病とも言えるのが高血圧。ご自身がそうではなくても、ご家族やお知り合いに必ず一人はいらっしゃるかと思います。高血圧は自覚症状はほとんどないのに、いつの間にか血管や心臓が傷ついて、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患リスクを高める侮れない病気です。
 高血圧の要因は様々ですが、そのひとつにナトリウムの過剰摂取があります。私たちはナトリウムを食塩としてとっています。ナトリウムは体内で水分バランスを調整したり、筋肉を動かしたり、情報の伝達を担ったりととても重要な働きをしています。身体になくてはならないものですが、水分を保持する役割があるので多く摂りすぎると、身体がむくんだり血圧が高くなったりしてしまいます。ナトリウムは食塩として摂取されることがほとんどで、塩分の摂りすぎが高血圧に直結してきます。

【調味料を上手に使って減塩しよう!】※クリックして拡大
【調味料を上手に使って減塩しよう!】※クリックして拡大

 

 ナトリウムの1日の推定平均必要量は食塩に換算して(食塩相当量)1.5g。これは、お味噌汁一杯分くらいの塩分です。
それだけ?!と思った方も多いと思います。資料を見ていただくとわかるように、日本人は平均して1日10g前後の食塩を摂取しているので、必要量をかなり超過しているのです。WHOのガイドラインでは5g未満が推奨されていますが、倍量摂取している日本人には非現実的な数字なので、2020年版の食事摂取基準には男性7.5g女性6.5gという目標量が設定されました。
 それでも、なかなか厳しい数字であることは間違いありません。
 食塩というと料理の味付けやスイカに振りかけるサラサラの食塩を思い浮かべるかもしれませんが、食塩は調理済み食品はもちろん、ほとんどの食品に含まれているので、普通に食事をするだけでもかなり多くの量をとってしまうことになるのです。特に気を付けて欲しいのは、調味料類。もともと塩味のあるお料理にさらにドボドボっとかけたりしていませんか?調味料の食塩相当量をまとめたので参考にしてみてください!

 

 

 毎日しょっぱいものを食べていると、薄味では物足りなく感じますが、毎日薄味のものを食べていると、逆に濃い味が塩辛く感じるようになってきます。減塩には慣れが大切なのです。

 塩分過多の状況が続くと、高血圧の他にも腎臓を悪くしたり、胃がんのリスクが上がったりと将来的なQOLを大きく下げることになりかねません。
今は痛くもかゆくもないかもしれませんが、始めるなら1日でも若いうちから、今日から薄味、減塩に慣れていくことをおすすめします。

 

 

?今月のレシピ? 【鶏むね肉と春野菜の胡麻味噌炒め】

 

胡麻や味噌の風味をきかせて、塩分控えめでもうまみを感じられるレシピです。
使用する旬野菜“タケノコ”に多いカリウムは、塩分排出に効果的!
みずみずしい春野菜と、ジューシーな鶏肉の甘辛味はご飯がすすむ一品です。

 

 

 

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