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戻る大学院保健福祉学研究科に所属する佐々木 亮樹さんの研究計画が「上原記念生命科学財団研究奨励金」に採択されました!
戻る本学大学院保健福祉学研究科(リハビリテーション領域:菅原研究室)に所属する日本学術振興会特別研究員(PD)の佐々木 亮樹さんが、研究テーマ『体性感覚に関与する大脳ネットワーク強化とその応用』にて、上原記念生命科学財団の2024年度助成(研究奨励金)に採択されました。
研究内容
脳卒中後には、50―80%の高頻度で体性感覚(感覚)障害が出現しますが(Kessner et al. 2019)、理学療法ガイドライン(第二版、2021年)では、感覚障害に対するリハビリテーションのエビデンスは一切示されておりません。この感覚機能の喪失は、日常生活における危険への感知が低下するだけでなく、運動機能の低下を引き起こすことも知られています。我々の最新の研究では、体性感覚処理には特定の大脳ネットワークが重要であることを特定しました(Sasaki et al. 2023)。そこで、本研究課題では、この特定した大脳ネットワークを経頭蓋交流電流刺激によって非侵襲的に強化することで、効率的に感覚機能を強化することができるのか否かを解明していきます。本研究を通して、感覚障害の改善を狙った新たな治療戦略の開発に繋げていくことを最終目標にしています。