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令和6年度フィールド実習報告(タイ)

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はじめに

 本研究科では、実践?特別研究科目として「フィールド実習」を設置し、実践的かつ能動的な学びの場を提供しています。

 

実施概要

科目名

フィールド実習IB

担当教員

久保田 悠 講師

実施期間

令和7年2月10日(月)~15日(土)

参加人数

学生6名、教員1名

訪問先

マヒドン大学ASEAN健康開発研究所

 マヒドン大学サラヤキャンパス内にある、本学と大学間協定を結んでいるマヒドン大学ASEAN健康開発研究所を訪問しました。スタッフから当施設の概要、およびタイのヘルスケアシステムの説明を受けた後、構内を見学しました。

マヒドン大学理学療法学部

 マヒドン大学サラヤキャンパス内にある、理学療法学部を訪問しました。スタッフから当学部の概要、およびタイにおけるリハビリテーション事情についての説明を受けた後、外来、研究室を見学しました。外来では、病院同士の連携、研究室では、三次元装置を用いた研究についての説明を受けました。

マヒドン大学医療技術学部

 マヒドン大学サラヤキャンパスに近隣する附属病院の臨床検査室を訪問し、当院での検査システムについての説明を受けました。

 

ブンイトー市高齢者デイケア、デイサービスセンター

 近年、タイでは急速な高齢化が大きな社会問題となっています。今回のフィールド実習では、コミュニティベース統合型高齢者ケアに力を入れているパトムタニ県ブンイトー市にある高齢者デイケア、デイサービスセンター、およびコミュニティセンターを訪問しました。高齢者デイケアセンターでは、施設を見学した後、タイ人スタッフおよび保健ボランティアを対象に、お口の健康についての講義、および実習を行いました。コミュニティセンターでは、ダンスや水泳などのコミュニティ活動の様子を見学しました

スラムコミュニティ

 バンコクのオンヌット地区にあるスラムコミュニティを訪問し、コミュニティリーダーの方からコミュニティ運営、健康問題等の説明を受けました。

マヒドン大学歯学部

 近年のタイでの急速な高齢化を受けて、タイの歯科界では高齢者の歯科医療に焦点が当てられています。今回のフィールド実習では、マヒドン大学パヤタイキャンパス内にあるマヒドン大学歯学部を訪問しました。スタッフから、タイの歯科医療システムについての説明を受けた後、院内を見学しました。高齢者専門の歯科外来では、把持部を工夫した歯ブラシが設置されていました。

JICAタイ事務所

 JICA(国際協力機構)タイ事務所を訪問し、タイでの保健医療事業についての説明を受けました。

 

マヒドン大学公衆衛生学部

 マヒドン大学パヤタイキャンパス内にある、本学と大学間協定を結んでいるマヒドン大学公衆衛生学部を訪問しました。今回のフィールド実習では、双方の学生交流イベントを実施しました。参加学生は現在取り組んでいる研究について発表し、活発な議論が行われました

マヒドン大学医学部ラマティボディ病院

 マヒドン大学パヤタイキャンパスの近隣にあるマヒドン大学医学部ラマディボディ病院を訪問しました。院内を見学した後、スタッフから当院の事業内容、およびタイのヘルスケアシステムについての説明を受けました。

総括

 大学間協定を結んでいるマヒドン大学の訪問では、カウンターパートとの議論、および双方の学生同士の交流を行い、今後の連携についての可能性を見出すことができました。

 ブンイトー市高齢者デイケア、デイサービスセンター、およびオンヌット地区のスラムコミュニティの訪問では、NPO野毛坂グローカル代表である奥井利幸様に多大なるサポートをいただき、タイにおける公衆衛生の内部事情を知ることができました。改めて深く感謝申し上げます。

 JICAの訪問では、タイが抱えている保健医療分野の課題、そして現地のニーズに応じた支援の重要性を理解することができました。

 本研究科では、東南アジアとの連携に力を入れております。来年以降も同様の実習を企画し、東南アジアとの連携を広げていきたいと思います。

 

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