研究活動?産学官連携Research
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~Possibility Unlimited for Health Care Field~
- 氏名
- 吉田 穂波
- 所属
- ヘルスイノベーション研究科
- 研究分野
- 母子保健、ヘルスコミュニケーション、防災、ICT
取り組み内容
1.災害時母子保健支援 Disaster Preparedness for Maternal and Child Health
東日本大震災発災後、熊本震災、関東豪雨水害等の被災地における母子保健システムの中で、産婦人科医師の立場から「災害時要配慮者のための福祉避難所(特に母子)」構想の先駆者として、避難フェーズ別の女性の健康の変化や人権保護に関する研究を行い、災害弱者の保護?配慮に関する国内外の知見ならびに的確な提言を取りまとめ、多職種からなる研究チームで被災地の妊婦?新生児に必要な支援を明らかにしてきました。現在、研究によって作られた災害時母子アセスメントフォーマットにより全国の自治体における災害時母子避難所事業を支援しています。
災害時母子支援に関するリーフレットやクイズ、マッピングなどの成果物についてはこちらから:
2.ヘルスコミュニケーション Health Communication
病気になる前の健康な時から医療提供側と受け手が協力してひとびとの病気を防ぎ、命を守るため、先駆的かつグローバルな視点で社会に貢献する人材を育成しています。特に、ヘルスイノベーション研究科講義の中では、将来の予防医療のテーマのうち、行動や実践で次世代へ範を示せるようなコミュニケーションのプロジェクトを課題に出し、主体的な学びの場を作っています。
3.ワークライフバランスと女性の健康支援 Work/Life Balance and Women’s Empowerment
研究、教育、臨床を貫く私のもう一つのテーマは、子育てをしている女性の強みやアドバンテージを可視化し、引き出し、活かしたいということ。もっと知りたい方は、6人の子どもを育てながらキャリアを築くノウハウを書いた拙著『「時間がない」から、なんでもできる!』(サンマーク出版)、『「つらいのに頼れない」が消える本――受援力を身につける』(株式会社あさ出版)に国内外の知見を載せています。本格的に秘訣を知りたい方は是非直接ご連絡ください。
メッセージ
ひとりひとりの健康を大切にすることで、自分を大事にすること、ひととつながること、辛い時に頼り上手になること、子どもたちや家族をいたわることにつなげたい。これが、医師として母として研究者?教育者として働く私のミッションです。皆さんのご意見も、ぜひお聞かせください。共同研究、プロジェクトへの参画、天下足球网など、いつでも大歓迎です。