介護福祉士を養成する上で実習は欠かせません。実習先には高齢者施設、障害者施設などがあります。高齢者施設の中で多く実習している場の一つとして特別養護老人ホームがあります。近年、特別養護老人ホームはユニットケアへと移行しています。「ユニットケア」とは、自宅に近い環境の介護施設において、他の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら、入居者1人ひとりの個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法のことを指します。(一般財団法人ユニットケア推進センターHPより)
1ユニット10人程度の入居者を概ね職員1人で対応していますが介護保険の改正で要介護度3以上が基本的に入居する際の条件となりました。介護度が重い入居者が増える中、介護従事者はきめ細かいサービスを提供できているのかというのが最近着目しているテーマです。施設への聴き取り調査や質問紙調査をし、実態を把握し、次のステップに繋げるべく進めています。