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戻る自閉スペクトラム症を「作業」の視点で支援する
- 氏名
- 中村 拓人
- 所属
- リハビリテーション学科 作業療法学専攻
- 研究分野
- 作業療法, 作業科学
キーワード | 自閉スペクトラム症, 質的研究, 尺度開発 |
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取り組み内容
私たち作業療法士は、人間がしている全ての活動を「作業」と呼びます。作業は、楽しさや、やりがいなど、さまざまな体験を伴います。そして作業をすることを通して、人間は健康になり、成長するのです。
しかし、作業を行うことが困難になることがあります。作業ができないことで、健康や発達が脅かされることがないよう、私たちは人々が大切にしている作業を行えるよう支援しています。
私は今、2つの研究を行なっています。1つは自閉スペクトラム症の家族が行なっている作業の質的研究です。家族が行っている作業を当事者の視点から分析することで、多様な家族のあり方を提示し、作業療法が当事者の価値観をより深く理解することを目指しています。
もう1つは尺度開発です。自閉スペクトラム症の子どもたちがどのくらい大切な作業が行えているのかを数値化できる尺度はまだありません。子どもたちが何に困っているのか? どのような支援が有効なのか? このような問いに答えるための尺度の開発に取り組んでいます。
メッセージ
自閉スペクトラム症の子どもたちを「作業」という視点で支援できるようになることが, 私の目標です。