日本は、少子化が進んでいるので、従来よりも女性の意思決定を可能な限り尊重したきめ細やかな助産?看護の提供ができるような出産環境の整備が望まれています。
研究結果が出産前後の女性に還元できるテーマに関して取り組んでおります。主に、社会調査?介入研究を行っています。妊娠期の女性の健康行動に関する調査、産科における災害時の助産師の協働についての調査を行ってきました。出産およびその前後のケアの充実に関する調査を行っています。また、国際比較が可能な結果となるよう、英語が原版である出産の場に関する尺度および統合伝統医療に対する認識を測定する尺度の日本語版を作成中です。
具体的な研究方法としては、看護の場で活用できる心理尺度について調査をしてきました。心理系および看護系の共同研究者とともに「定年退職後のこころのあり様尺度」を開発中です。退職後の心理的な評価が可能です。この尺度は、男性については、信頼性?妥当性が示されていますが、女性については未検討です。