保健?医療?福祉の専門職を目指すということは、様々な場面でそれを求めるひとに寄り添って頑張ろうと心に決めていることがその根底にあるはずです。
現在のわが国における少子高齢化?人口減少は問題提起から今日に至るまでかなりの時間が経過していますが、悪化の傾向に歯止めがかかるどころかさらに加速している状況にあります。このような社会的な背景の中にあって、我々保健?医療?福祉の各専門職のよりどころとなるのは、この道を目指すひとが、強い意志と、何よりひとを支える温かく心強い理念を持っていることに他なりません。
本学はヒューマンサービスをミッションとして保健?医療?福祉に貢献する人材を育成しております。まさに困っているひとを支える、暖かな灯火を心に携えたひとを育てることを追究し、発展させることを理念に掲げております。本学での学びの中で学生諸君がそれぞれの専門家となるべく自己の専門領域の能力を高めることは当然のことであります。その上で我々は、ひとそれぞれの多様性や障害の複雑さ、社会的な背景、そしてその複合体として存在する対象者に対して、ある一つの専門領域からでは対応しえないという認識に立って、多職種との連携?協働を図りながら、その一人の対象者に対する支援の道を学びます。さらに、教員と学生、学生間のそれぞれの間に相互的?協力的な関連性を持ち、ヒューマンサービスの実現に向けて実践的成果を生み出していくことを期待しています。
卒業時にはそれぞれの目的とする資格を得るとともに、その先にある自らの夢の形を手に入れられるよう、我々教員は真剣にサポートするとともに、それを心から願っています。
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プロフィール
? 博士(学術):広島大学
? 慶応義塾大学月ヶ瀬リハビリテーションセンターにて理学療法士として勤務後、広島県立保健福祉短期大学理学療法学科助手、川崎医療福祉大学講師を経て、2003年度より本学助教授、2008年度より教授。2011-2019年度まで理学療法学専攻長。2019年度より保健福祉学研究科長、2023年度より保健福祉学部長。
? 主な研究テーマは『ヒトの運動制御および運動学習に関わる中枢神経系機構の解析』を中心として行っている。