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「舞台と舞台装置」という
先生の言葉をとても大切にしています厚生労働省
米谷 あづみ
社会福祉学科卒業
学生時代に真剣に取り組まれたこと、熱中したこと、苦労したことを教えてください。
学生時代は、児童相談所の一時保護所や保健医療センターに併設された生活訓練施設でのアルバイトを頑張っていました。
授業だけでは得られない福祉支援のあり方を学ぶ機会となりました。利用者さんとの関わりをとおして、自分自身の価値観を見つめ直す機会になるとともに、それは、とても苦しかったと記憶しています。
現在のお仕事でご担当されていること、大学での学びを活かせると感じる部分をお聞かせください。
現在は、生活困窮者自立支援制度における就労支援を担当しています。他にも、人材養成研修の企画?運営なども担当しています。
大学の授業で教授がおっしゃっていた、「舞台と舞台装置」という言葉はとても大切にしています。支援員がより良い支援を舞台であると仮定すると、政策は舞台装置です。舞台装置(政策)の設計や使い勝手が舞台(支援)の良し悪しを左右します。
より良い舞台(支援)のための舞台装置(政策)の役割を常に念頭に置いて務めています。
大学での学びを通じて、ご自身が成長されたと感じる点をお聞かせください。
様々な価値観に触れることとなる、ソーシャルワーク演習や実習は、自分自身の価値観を見直す機会となり、今振り返ると苦しくも成長の糧になっていたと思います。
卒業研究のテーマと概要を教えてください。
- テーマ:精神疾患のある親の回復と精神疾患のある親に育てられる子どもの成長に応じた支援の統合に関する考察
- 概要:親の精神疾患の回復とともに、回復に用いられる支援手法(SSTなど)を子どもの成長過程に応じた環境調整及び親子の関わりを促進する支援の統合の可能性について考察しました。
今後、挑戦したいと思うことをお聞かせください。
挑戦ということとは少し違いますが、どのような職務に就いても、全身全霊で取り組むことです。
大学の好きなところを教えてください。
校舎全体に太陽の光がよく入るところです!
市街地へのアクセスも便利ですが、海や山が近く、穏やかな環境で学ぶことができます!
最後に、受験生に向けてメッセージをどうぞ!
体調に気をつけて、自分自身を大切にしながら、受験勉強頑張ってください!
大学では、先生や学友との出会いだけでなく、新しい自分とも出会えることと思います。